気付けば釜石では、すっかり秋も深まり、冬もすぐそこまで来ています。
1年以上、休んでいたブログの更新を再開します。というのも、先日、以下のことがありました。
情報発信をしただけで、評価が変わった
先日、釜石市内でまちづくりに携わっている方と話していると、
さんつな(三陸ひとつなぎ自然学校の略)夏ぐらいから、がんばっている感じだね。
と、うれしい評価をいただきました。
しかし、事業そのものは淡々と進めていて、事業そのものに大きな変化があったわけではありません。
色々と情報収集してみると、どうもさんつなのFacebookページの投稿がきっかけだったようです。6月からさんつなに新しいスタッフが入り、彼女がFacebookページにまめに活動の様子をアップしています。それで、これまでもやっていた活動が伝わるようになって、がんばっている感じが伝わったということのようです。
情報発信と被災地と全国との意識の乖離
これは、被災地全体の状況にも通じます。
以下の調査にもあるように、
震災から3年半以上が経過して、マスメディアでは、被災地の状況が伝えられることも少なくなりました。
東日本大震災に関する情報、7割の人が以前に比べ「減っている」
現地で活動していると、復興まではまだまだという感じですが、やはり動きが見えにくいものは、マスメディアでは取り上げられにくく、被災地の情報が出ないと、復興も進んでいると思われてしまうようです。実際、首都圏など遠方から来たボランティアの方と話していると、「思っていたい以上に復興が進んでおらず、驚いた」というような声を良く聞きます。
様々なチャレンジが展開されている被災地を伝える情報発信
日々、課題に直面し、多くの方と議論しながら、被災地だからこそできる様々なチャレンジが展開されていて、
とても面白いと感じていますが、情報発信していないので、まったく伝えられておらず、これはもったいないと再認識。
今後は情報発信の要素もしっかりと必要な取り組みの中に位置づけていきます。
震災白書から読み解くのその2も書きました。
→震災白書から読み解く2 被災地の意識の格差〜釜石の郷土芸能−虎舞、鹿踊、神楽が地域をつなぐ
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