「心とからだの健康観察」と被災地の子ども達〜震災から数年を経てもサポートが必要

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被災地の子ども達の状況を調べていたので、現場での実感や考察も合せて共有します。

「心とからだの健康観察」で子どものストレスを把握

岩手県教育委員会が震災、児童生徒のストレスの状況を調査して、様々な対策に役立てています。その調査が、「心とからだの健康観察」。その結果の一部をまとめてみました。

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4つ項目でアンケート調査をして、一定割合の数値となるとサポートが必要と判断しています。
項目の中には、なかなか眠れないなどの過覚醒、自分を責めるマイナスの考えなどがあります。

「心とからだの健康観察」の詳細 → いわて子どもの心のサポート

表には出ていませんが、
沿岸市町村の小学校の数値の変化を見ると、

18.1%(H23)→14.7%(H24)→15.6%(H25)

と、微増に転じています。

小中高の平均値みても、沿岸の方が要サポートの割合が高いです。

震災後、釜石では、不登校の割合も高くなっていると聞いています。
学校現場の実感では、自己有用感の低下も感じられるとのことです。

仮設住宅で過ごす子どもの様子〜大人の目線を気にする〜

震災直前(2011/3/1)の釜石市内の児童・生徒数は、約3000人いたのですが、震災で自宅を失った児童・生徒は600人以上で、5人に1人の割合です。震災を契機に内陸部など市外へ転居された方なども居ますので、600人全員ではないですが、相当数の子ども達が仮設住宅で今も過ごしています。

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(仮設住宅の周辺で遊ぶ子ども達)

三陸ひとつなぎ自然学校では、2つの地区の仮設団地の談話室を中心に放課後の子ども達の居場所づくりをしています。

2つの地区で参加者が以下のように異なります。

  1. 仮設団地の子どもと元々地元の子どもが混じって参加
  2. 仮設団地のみから参加

2つを比べてみると、明らかに子ども達の様子が違います。

1の方は、子ども達の一人一人の特性によるところもあるかも知れませんが、自分のやりたいことをどんどん出して(なので、しばしばケンカも)、子どもらしい感じを受けます。

一方、2の方は、大人の目線を気にしながら、遊ぶ感じです。一緒に遊んでいると、だんだん、1の方と同じような感じになりますが、そこまで時間が掛かります。

無意識に感情にフタをしている?

この違いは何かと考えたときに、仮設住宅の環境が一つの要因ではないかと考えています。

仮設住宅は、プレハブで非常に防音が悪い環境です。数件が連なった長屋のような状態で、隣の世帯の生活音が聞こえてきます。例えば、夜隣でトイレに行く音や水を流す音が聞こえてきます。
そのような状況で、大人も気を遣いますし、子どもも親の様子をみて自然と気を遣うでしょうし、うるさくしていると親に注意を受けているかも知れません。

そうなると、自分の感情を抑えて日々過ごすようになり、無意識のうちに感情にフタをすることになります。意識的ではなく、無意識なので、様々なストレスも知らず知らずとためていくでしょう。

中長期的な子ども達のケアが必要

阪神淡路大震災では、3,4年後にも子ども達のストレス反応が現れた事例が散見されたと聞いています。東日本大震災では、仮設住宅での生活が長引いていますし、今後復興公営住宅への入居が始るので仮設住宅から転出によって、生活環境の変化が起こります。

中長期的な視点で子ども達を見守っていく必要があります。

子どもの違和感を科学的な側面から説明してくれます。
現場で子ども達に関わっている方の必読書です。

※具体的な解決の視点でこちらの記事を書きました。
被災地の子どもにとっての外遊びが重要な理由〜科学的に現状を見つめる

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