被災地の子どもに限らず外遊びが重要な理由〜科学的に現状を見つめる

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子ども達と関わっている実感から、野外遊びが大事だと分かるのですが、
「じゃあ、なぜ」と言われると、感覚的にはすぐに応えられるのですが、科学的となるとちょっと難しい。

その時にとてもいい本と出会いました。

実感を科学的に明らかにする

まだ、読み進めている途中ですが、被災地の子ども達の現状を紐解き、今後何が必要か解決の糸口が見えてきそうな内容です。

“実感”を大切にして、“事実”を追求する
日ごろ私たちは、このような“実感”を手がかりにして、その“実体”を予想しある程度の見当をつけたうえで、“からだのおかしさ”の“事実”調査に移行するという研究手法を用いています。
なぜならば、日常的に子どもと接している中で感じている“実感”は、きっと何かを物語っていると考えるからです。…
(前出著書、エピローグより)

実感からスタートしているところに強く共感します。
被災地で出会う子どもから感じる違和感の原因を科学的に明らかにすることで、有効な対処法が見えてきます。

からだのだるさと自律神経の不調や前頭葉の発達

第1章では、子ども達の自律神経の不調とからだのだるさや集中力などの相関関係が示されています。
じゃあ、どうやって自律神経の調子を整えればいいのか。著書では、自律神経は現代の快適すぎる生活では、自然に成長しないといっています。運動や気温の変化などの刺激が必要。

第2章では、前頭葉の発達に触れています。前頭葉が「興奮」と「抑制」の機能を司って、前頭葉の発達と共にそのバランスや切り替えが上手くできるようになるそうです。
遊びや仕事、趣味に集中して疲れを感じないのは、前頭葉が十分に機能しているとのこと。発達の最初の段階では、十分に興奮する体験が必要。

これからのことから、子ども時代に十分に体を動かして遊ぶことの重要性が見えてきます。

思いっきりからだを動かして遊んでいない被災地の子ども達

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しかし、被災地の子ども達は、スクールバスでバラバラの地区へ下校し、仮設に帰れば周囲に遊び場もないので部屋に閉じこもってゲームで遊んでいることが多いと良く聞きます。

さらに、先日の記事「仮設住宅の問題と対策〜仮設のトリセツ実践編」でも書きましたが、仮設住宅の暮らしでは、防音の問題から感情を抑えながら過ごせざる得ない状況にあります。
また、こちらの記事「心とからだの健康観察」と被災地の子ども達〜震災から数年を経てもサポートが必要でも比較していますが、仮設に住んでいる子どもとそうじゃない子どもでは様子が違っています。

昔は、子どもも多く、近所の子ども達が集まって群れをつくって、遊ぶことができましたが、元々子どもが少なかった上に、被災してバラバラのエリアに仮設ができて(釜石市内は60箇所以上の仮設団地の分れています。)、帰れば周りに遊べる友達がいないということも多々あります。意図的な子ども達が遊べる環境づくりのお手伝いが必要とされています。

子ども達を野外へ連れだそう

市内でも子育て支援センターなど室内型の子育て支援施設はありますが、どの施設も室内の遊び場だけに留まっています。屋外環境と連動した施設に変わっていくと、もっと子ども達の発達につながります。

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今年から、仮設団地の近くの森をお借りして、森の冒険あそび場を開設していますが、子どもにとってとても重要な場だと再認識しました。仮設団地の周辺だけで展開していた放課後の子どもの居場所づくりの取り組みでもこの森を活用して、毎回、子ども達は大はしゃぎです。
今後は、近隣の幼稚園など多くの方にもっと利用していただけるようにしたいです。

釜石市内を見るとなかなか近くに公園がないところもありますが、河原や海辺などよく見てみると遊べる場がたくさんあります。ちょっとした自然で楽しめる提案もしていきたいですね。

こちらの著書、読み進めるほど子どもに関わる方の必読書だと感じます。

からだのおかしさを克服する具体的な提案も示されています。
学校現場、放課後支援、休日の自然体験などそれぞれの現場での役割がつながっていきます。

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