[釜石グルメ]食の匠・藤原政子さんの創作郷土料理が楽しめる予約限定の「にや工房」

復興まちづくり

釜石市や岩手県内の食や観光などの地域の情報も少しずつ紹介していきます。

今回ご紹介するのは、県外から釜石に来たときはもちろん、釜石市内の方も絶対満足できるお店です。
僕は、遠くからお客さんが来たときには、必ず連れて行っているぐらいのクオリティです。
市街地から少し離れていますが、時間を掛けても行く価値大です。

知る人ぞ知るこちらの雑誌「うかたま」の2015年1月号にも取り上げられています。
(店主の政子さんファンの方はぜひご一読を!)

にや工房〜地元釜石の食材を使った創作郷土料理

にや工房は、釜石駅から車で約30分、橋野町早栃地区の入り口にあります。
(釜石駅から路線バスもあります。)

こちらのかわいらしい小さな建物が、にや工房です。

にや工房の外観

すぐ横には、鵜住居川が流れています。夏になると鮎釣りでたくさんの方が訪れる清流。

鵜住居川上流 早栃

にや工房は、完全予約制で、一組最大6名までとこぢんまりした空間。室内は薪ストーブで暖房がされていて、ほっこりと落ち着きます。

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店主の藤原政子さんが、自分で育てた野菜、地元の食材をふんだんに使った郷土料理をベースにしながら、政子さんのアレンジも加えられています。
政子さんは、岩手県の食の匠に認定されていたり、地元の郷土料理研究会にも所属していたり、普段はこの「にや工房」で豆餅を作って地元の産直などに出しています。

藤原政子さんのお店を始めた思い

震災後、支援に来ていたボランティアの方にお礼の気持ちで豆餅を配っていたりする中で、食で色んな人を元気づけることができることを知りました。自分の好きな食を通して、何かやりたいという気持ちが育っていったそうです。
被災した郷土料理研究会の仲間が民宿を再開したり、食事処を始めたりして、そのお手伝いに政子さんも携わっていました。自分のお店を持ちたいと思っていたそうですが、オープンしたのは、今年の春。被災したメンバーの活動が落ち着いてきたのを見届けてから、自分のお店を開いたそうです。

仲間を思う気持ちに、政子さんの人柄が現れています。

店主の藤原政子さん

からだが喜ぶ丁寧につくられた料理

盛りつけもすてき。ハシ入れに花が添えられていたり、一つ一つの盛りつけの彩りも良くて、食指が動かされます。
化学調味料は一切使っていないとのこと。
味噌は手づくりで、自分のところで取れた大豆で、麹も自分のところで取れたお米を使っています。

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鮎は、政子さんのご主人がすぐ目の前を流れる鵜住居川で捕ったものを炭火で焼いてあります。
これ以外に、汁物や自家栽培のご飯、食後にデザートも付きます。

地域の食材を使っているので、季節のよってメニューも変わります。
なので、季節毎に行きたくなってしまいます。
(ちなみに、今回の料理の写真は、9月29日。)

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盛りつけも美しいですが、味はとてもやさしく、食べているとからだが全体が喜んでいる感じになります。
ボリュームも十分。
予約限定で、受け付けるのも一組だけなので、時間を気にせずゆっくりと過ごすことができます。
このようになっているのも、来ていただいた方においしい食事を取りながらほっとできる時間を提供したいという店主の政子さんの思いからです。

料金は、一人2000円。昼食ですと、ちょっと高めですが、食べてみれば、全然高くないと感じるはずです。
アルコール類は、持ち込みOKというか、にや工房では、出してくれないので、飲みたい方は飲みたいだけ持っていって下さい。

にや工房 基本情報

■住所 〒026-0411 岩手県釜石市橋野町第42地割49

■電話 0193-57-2414(FAX兼用)

■席数 6席(ちょっと狭くなりますが、無理矢理7名でお願いしたこともあります。)

■アクセス 釜石駅から車で約30分
釜石駅期から路線バスも出ています。栗林・橋野方面行き。
時刻表などの問合せ先 岩手県交通 釜石営業所 0193-25-2527
にや工房のある場所は、下車フリー区間なので、場所を伝えると、すぐ近くで停車してくれます。バスで行ったことが無いので実際は分かりませんが、たぶん「橋野町の早栃地区の最初の橋のすぐ近く」と伝えると良い気がします。

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