あけましておめでとうございます。
釜石の馬プロジェクトの昨年を振り返り、新年の抱負を綴ります。
2014年は思いがけず馬と関わることになった一年となりました。2015年も馬と共に突き進みます。
2014年:馬の力が被災地の心の復興を後押しする可能性を実感
2014年2月にNPO法人インフォメーションセンターの寄田さんと初めて出会い、
グイグイと馬の魅力に引き込まれていきました。
その後、とんとん拍子で、馬と寄田さんをお招きした2回のトライアル・プログラム。
5月 馬とのふれあいプログラムとホーストレッキング
11月 市街地、根浜〜鵜住居地区での馬車運行
馬の力に圧倒されました。
子ども達が馬とふれあうことを通して、自然と解き放たれていきました。
それも、馬と出会ってほんの30分も経たないうちにです。
僕もこれまで10数年子ども達と関わってきましたが、馬に完全に負けました。
三陸沿岸は、自然から大きな被害を受けましたが、
人間以外の自然—森や海や動物たち—の力を借りることで、被災地の方々の心の復興が加速すると強く実感しました。
三陸沿岸では、震災で仮設住宅に代表されるようにストレスを抱えた生活を余儀なくされています。
弱い存在である子ども達に影響が生じてきます。
子ども達は無意識のうちに体が萎縮しています。
地域に馬が居ることで、その子ども達を解放できると感じました。
また、馬とふれあっている子ども達を見守る大人達のまなざしも、とても温かいものでした。
地域の方々は、馬と暮らしていた記憶があるので、とても懐かしと言って、馬がいた当時のことを話してくれました。
釜石市内には、馬と共に同じ屋根の下で暮らしていた南部曲り家も現存しています。
そこを活用できれば、生きた伝統文化の保全にもなります。
さらに新しいツーリズムへの発展にもつながります。
2015年:馬プロジェクトの本格始動
2015年は、馬プロジェクトを具体的な形にします。
2014年は、馬がすばらしい力を持っているのを実感できたものの
具体的な事業展開のイメージがなかなかつかめないまま、最初の一歩が踏み出せないまま、2014年が終わってしまいました。
トライアル・プログラムをやりつつ、机上で事業計画を立てていましたが、
躊躇している自分が居ることにある時気付きました。
具体的な取り組みを始めないと、何も動き出さない。
リスクを取ってでも、まずその一歩を踏み出さないと何も変わらない。
馬プロジェクトの具体的な取り組みとして、今年度は以下を進めていきます。
- 馬プロジェクトの法人化
- 活動拠点の確保
- 馬を釜石に導入
- 馬とのふれあいプログラムの常時提供
釜石の馬プロジェクト、ぜひ応援下さい。
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