地域おこし協力隊「失敗の本質」をしないための釜援隊の仕組み〜導入編〜

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地域おこし協力隊の活動を成功に導くためには仕組みが大切です。そのヒントを釜援隊の活動事例から考えてみます。
現在、地域おこし協力隊の応募を考えている方も既に現場に入っている方も、ぜひご一読を!

地域おこし協力隊「失敗の本質」を成功に転換する仕組み

地域おこし協力隊「失敗の本質」に「あるある」というコメントをいくつか見たけど、失敗を繰り返さないようにしましょう!と言っても、これから地域おこし協力隊を3000人に増やす中で、制度を変えないで、進めていたら失敗が続出することは、目に見えています。

努力だけでは何ともならないと、復興支援員として釜石で2年近く活動していて思うわけで、ちゃんと仕組みを構築することで、「失敗の本質」を遠ざけることができます。
不幸にも「失敗の本質」のニオイがぷんぷんする現場に入ってしまった方にも、現状を打開するヒントが釜援隊の仕組みにはあります。

現場とマネジメントの機能を持つ

行政採用試験の延長で、行政が仕切る

現在は、行政側と釜援隊のマネジメントが一緒になって採用をしています。
釜援隊が、地域おこし協力隊や他の復興支援員制度と大きく違うのは、現場の隊員とマネジメントの隊員がいること。マネジメントの隊員が組織運営などを考えて、現場の隊員をつないでいます。来年度の釜援隊の体制も行政の担当者とマネジメントの隊員が一緒になって検討していて、その一環で採用も一緒にやっています。
組織運営については、マネジメントの隊員だけでやっているのではなく、必要があれば現場の隊員も入ります。実際、僕も現場の隊員ですが、来期の体制について、「あーだ、こーだ」と現場で感じているコトをベースに意見をいっています。

団体の変化と市全体の波及効果を考える

地元団体を巻き込んで、居場所をつくる

現場に入る釜援隊の隊員は、必ず現地のパートナーがいます。現在のパートナーは、地域づくりの団体やNPO、一般社団法人、行政の地域の出先機関、行政の一部署など。
パートナーを選ぶ段階で、パートナー先の現状や課題、釜援隊をどのように活かしたいのか、パートナー先へしっかりヒアリングをして、釜援隊が入ることでその団体・地域にどのような変化うまれて、それが市全体へどのような波及効果が生まれるか、仮説を立てながら、選考しています。

地域に加えてテーマでも考える

複数の地域・集落に“平等に”配置
一つの地域に集中し、他の地域に波及

釜援隊では、震災の被害が大きかった4つのエリアを中心に配置されていますが、
前の項で挙げたパートナー先の選定の際には、テーマという軸でもどのように配置をしたら良いか検討しています。

20130825 釜援隊説明 s
縦軸が「地域」、横軸が「テーマ」。この掛け合わせで配置しています。(資料が少し前なので、今と少し違いますし、来年度はさらに進化します。)

この図を見ると「一つの地域に集中」はしていないですが、それぞれの隊員がテーマやエリアを横断していることで、重なり合う部分で一緒に活動しています。あと、足りない部分をマネジメントが補っています。現在、釜援隊は全員で14名。被災地の復興に向けて、被災エリア全域に複数で関わっている状態です。

様々なバックグランドを活かし、弱みはカバー

大学卒、東京で働いていた人が来た

釜援隊の隊員は、バックグランドも様々、年代も20代から50代まで。ある部分で、このスライドにあるように前職の経験に期待されている部分はあります。しかし、誰だって、それぞれ得意な分野、苦手な分野があります。(たまに何でもできちゃうスゴイ人もいますが)
そこを補うのが、先の項で挙げた複数でテーマでも関わる部分になります。また、現場に張り付いていないマネジメントが現場で足りない部分のフォローに当たる場合もあります。

自分の子どもが戻ってこない理由は?

「協力隊の過剰な期待」というスライドのタイトルとこの見出しの関連がよくわかりませんが、
釜石市は岩手県内でも高齢化率が高い市部の一つです。(県内の市では、陸前高田についで2番目に高い。釜石市2010年34.7%、全国平均2010年23.0%)
釜援隊の隊員が現場に入る際には、現地のパートナーがいます。NPOなどの民間の団体であれば、地域の中から立ち上がった団体ばかりで、地域の課題を地域の人々が何とかしようとしているところに釜援隊が入っています。
前のスライドとも関連しますが、やる気があるところから集中して導入して、成功事例を見せて、他の地域も主体的にやりたいという気持ちを引き出していくのが失敗しないやり方の一つ。
釜援隊のビジョン ミッション バリュー s
後は、釜援隊は「地域の人々」ビジョン・ミッションの中心に据えています。地域住民が主体的になるにはどうすべきか。そこが釜援隊の活動の根本に据えています。

釜援隊の仕組みの一部を紹介しましたが、現場では思ってもいなかった新たな課題が見えてきたり、逆に見えていなかった良い面が出てきたりします。

こちらの記事に詳しくありますが、現場で感じたことを色々と挑戦できる環境があることもとても重要です。

釜援隊の仕組みをもっと詳しく伝えます

来年度の釜援隊の隊員の募集の説明会と活動報告が東京であります。
地域おこし協力隊の応募を考えている方もぜひ。

復興と地方創生のあいだ。~釜石リージョナルコーディネーター活動報告・採用説明会@東京~10918967_815545011859120_673591585055691227_o_s

【日時】2015年2月18日(水) 19:00~20:30(開場18:30)
【場所】ちよだプラットフォームスクウェア(東京都千代田区神田錦町3‐21)

参考情報

釜援隊の仕組みづくりに参考にさせていただいている中越地震の復興の取り組み

地域おこし協力隊「失敗の本質」は、次のブログでも取り上げられています。

地方創生・若手官僚派遣が学んでほしい、地域おこし協力隊「失敗の本質」 : 愛知豊橋・長坂尚登のblog

地域おこし協力隊の「失敗の本質」に共感しすぎてやばい!協力隊応募者必読!

これらを読んでいて、今回の記事を着想しました。
特にシティマネージャの記事は興味深いです。シティマネージャを上手く生かすにも釜援隊の仕組みが役立つなぁ。

地域おこし協力隊「失敗の本質」第2弾の運用編も合わせてどうぞ。

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